「新年の挨拶」という名目で、毎年繰り返される年賀状のやり取り。ゆうとは10代の頃から、その必要性に疑問を感じていた。そして現在では、年賀状が届くことはほとんどなくなっている。今回は、夫婦が実践してきた年賀状に対するスタンスと、その結果得られた暮らしの変化について触れていく。
目次
年賀状は時代錯誤の風習
年賀状は長い間、新年の挨拶を伝える大切な文化として親しまれてきた。しかし、ゆうとはそもそも「年が明けただけの理由で特別な挨拶が必要なのか?」と疑問を抱いていたという。
現在ではSNSやメールでの簡易なコミュニケーションが主流になり、物理的な年賀状の意義は薄れている。それでも多くの人がその慣習を続けているのは、「やめると気まずい」という心理が働いているからかもしれない。
年賀状が来た時の対処法
年賀状は返さない
ゆうとは「返さない」を徹底している。返信しないことで、翌年以降に送られてくる年賀状が確実に減っていくからだ。これは10代の頃から実践してきたことで、今では年賀状が届くこと自体がほとんどなくなっている。
年賀状は一回読んで破棄
たまに届く年賀状も、内容を確認した後はすぐに破棄する。物理的なスペースを取らず、不要なものを増やさない選択だ。特に思い入れがある場合のみ電子化して保存するかもしれないが、今のところその機会はない。
年賀状だけの付き合いなんていらない
年賀状をやめたことで関係が途絶える人もいる。しかし、それは本当に必要な付き合いではなかったと割り切る。ゆうとは「本当に大切な人とは、年賀状がなくても連絡を取り合える」と考えている。
年賀状に頼らず、必要な時に直接声を掛け合うことで、より実質的な人間関係が築かれるはずだ。
あとがき
年賀状という慣習を断ち切った結果、ゆうとたちは暮らしをさらにシンプルに整えることができた。その効果は小さなことかもしれないが、積み重ねることで日常が少しずつ快適になっていく。